理科読日誌

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『しゅっぱつしんこう!』

『しゅっぱつしんこう!』
山本忠敬
福音館書店
1982年
¥743+税

最近の"みっつん"一押しの絵本です。
「おかあさん」と「みよちゃん」が特急列車、急行列車、普通列車と乗り継いでおじいさんの家を目指します。

0歳の時から『かんかんかん』(のむら さやか文/川本幸 制作/塩田正幸写真 福音館書店)という絵本を楽しんでいた"みっつん"は、電車を見ると「まんままーん♪」と言うようになりました。
この絵本で「んまんまれっしゃ」が「んまん ままん んまん ままん」と通るのを気に入ったようです。
近くの踏切で電車の通過を待っているときなども「まんままーん♪」と言うので、周りの方から「あら~、ママって言ってるのねー」と言われたりするのですが、残念ながら、母ではなく電車に夢中なんです・・・。

そんな電車大好きな彼にとって、この絵本はかけがえのない1冊のようで、しょっちゅう、読んでもらおうと持ってきます。

せっかく読むなら、と、こちらも列車の種類によってスピード感を変えて読んでみたり、それぞれのページに描かれた電車以外の物や景色も楽しみながら読み進めたりしています。
私のお気に入りは、山の奥へと進んでいくページに描かれた「この辺にくまが出る注意」という看板です。


電車は日常的に目にしたり乗ったりしている乗り物なので、"みっつん"にとっても経験と照らし合わせて「あれのことだな」と理解しやすかったんだろうな、と思います。
というのも、飛行機の絵本もあるのですが、しばらくの間反応がいまいちだったのです。そんな話を次回はご紹介できればと思っています。