理科読日誌

2018年11月の記事一覧

『たこ』

『たこ』
加古里子
福音館書店
2018年
¥900+税

敬愛する かこさとしさんが亡くなって半年が過ぎました。
夏に川崎市市民ミュージアムで行われた「かこさとしのひみつ展 -だるまちゃんとさがしにいこうー」を訪れて、あらためて多くの人がかこさんの絵本を愛しているのだなぁ、と実感してきました。

そんな かこさんの絵本が福音館書店から「かがくのとも絵本」として10月に発売されました。(『たこ』・『だんめんず』・『いろいろ おにあそび』・『ごむのじっけん』・『でんとうが つくまで』・『わたしも いれて!』の6冊が一気に!)
この『たこ』は、1975年にかがくのとも(月刊誌)として出版されたものです。

葉っぱに糸をつけて凧のように上げてみるなんて、とっても素敵なアイディアです。
でも、うまくいく葉っぱをみつけるのは大変。
じゃあ、紙はどうかな?
・・・と、かこ先生の導くままに実験にとりくめる1冊です。

クリスマスプレゼントにしたら、冬休みにおうちにある道具や材料で実験が楽しめそうです。
"みっつん"とお散歩しながら、凧になりそうな葉っぱを探してみたいです。

『みかんのひみつ』

『みかんのひみつ』
鈴木伸一:監修  岩間史朗:写真
ひさかたチャイルド
2007年
¥1,200+税

みかんが美味しい季節になってきました。
今年は猛暑のおかげでみかんが甘いのだと、みかん農家の方がお話ししているのをテレビで見ました。
確かに味が濃くて美味しいみかんに当たる確率が高いように感じます。

"みっつん"もみかん大好きで、皮を剥いていると、期待のまなざしで縦に揺れながら待ちわびる、なんとも言えずかわいい仕草を見せてくれます。

そんな彼は、みかんの写真にどんな反応をするかしら?とこの絵本を読みました。
だいぶ拡大された写真ですが、しっかりみかんと認識したようで、歓声を上げていました。

この写真絵本で、私がお気に入りのページは、みかん一房のツブツブを全てバラしてみたページと、いろいろなみかんの仲間がずらりと並んだページです。
前者は"みっつん"の琴線には触れず。
後者は、食いしん坊のハートをわしづかみだったようです。

一番大きなみかんの仲間、晩白柚をこの冬に食べさせてあげたいなぁ。
どんな反応をするか、今から楽しみです。

公衆電話チャレンジ!

以前、防災関係の本(『東京くらし防災』、『子連れ防災手帖』、『地震イツモノート』)をご紹介したことがあるのですが、いざというときにご自分の生活圏内の公衆電話がどこにあるか、ご存知でしょうか?

先日、”みっつん”と公園にいた時の事。
ご近所のおばあさんが、キョロキョロと辺りを見回しながら通りかかられました。
お話をうかがうと、ご自宅の電話に不具合があり、問い合わせをしたいが公衆電話がみつからない・・・とのことでした。
言われてみれば、たしかに自宅近くの公衆電話など気にしたこともなく、唯一思いついたのが近くの文化センターの中にあるものでした。

それから、気になって”みっつん”とお散歩をしながら公衆電話を探すようにしています。
名づけて「公衆電話チャレンジ!」。
携帯電話の普及に伴い、めっきり減ってしまいましたが、気にしてみると意外とあるものです。

たとえば・・・
◇団地の前の道路
◇とあるコンビニの前
◇神社の境内
◇とある小学校の前

など、普段目にしていても見逃しているものが結構ありました。
大きな駅だと、普段使っている通路にはなくても1本裏側にはあったりもしました。

いざというときに、公衆電話がどこにあるかわかるだけでも少し心強くなりそうです。
もちろん、テレホンカードや10円玉の備えもしておきたいところです。

『モグラくんがみた おひさま』

『モグラくんがみた おひさま』
ジーン・ウィリス:ぶん  サラ・フォックス-デイビス:え  みはら いずみ:やく
BL出版
2012年
¥1,300+税

秋が深まり、すっかり日の入りが早くなりました。
それにつれて、日の出もゆっくりになってきましたね。

夜明けを味わえる1冊です。
日の出を見るために出かけようとしているハタネズミと出会ったモグラは一緒に連れて行ってもらうことになりました。2人がみずうみのほとりに行くと、そこにはスズメとリスとウサギも来ており、いろいろな表現の仕方でおひさまがいかに素敵かを説明してくれるのです。

「おひさまって知ってる?」と問いかけたら、どんな子でもうなずくと思います。
でも、「おひさまってどんなふうに見える?」と聞かれたらどうでしょう?
大人でも、「まぶしい」くらいしか出てこないかもしれません。
何かを知らない人に、そのものについて言葉で伝えるというのはとても難しいけれど、「伝えたい!」という思いがあれば、自分の経験を総動員して何とか伝えられるのではないでしょうか。

先日、「香り」をテーマに実験教室をしました。
香水を調合するプロの調香師の方々は、さまざまな香りを「言葉」で表現するそうです。
そこで実験教室でも、いくつかの香りを実際に嗅いで、自分なりの言葉で表現するということに挑戦してみたのですが、これが難しかった!
特に難しかったのが、「ヒノキの香り」というように「●●の香り」と分かってしまったものでした。
「ヒノキ」を知らない人に、「ヒノキ」という言葉を使わずにどう伝えたらいいの?とみんなで四苦八苦しました。

"みっつん"にも、いろいろな経験を言葉として積み重ねていって、大切な誰かに伝えたり、分かち合ったりできるようになってもらえたらいいな、と思っています。

 

『かぜ びゅんびゅん』

『かぜ びゅんびゅん』
新井洋行
童心社
2012年
¥800+税

時折、ひんやりした北風が吹くようになってきましたね。
大昔に「みんなのうた」で流れていた「北風小僧の寒太郎」をふと思い出して"みっつん"に歌ってみました。
そんなことをしていたら、風の本が読みたくなりました。

目には直接は見えない風がとても見事に、しかもかわいく表現されています。
旗をはためかせたり、風車を回しり・・・そうそう、風って何かが動いていると感じられたりするよね、と一人頷いてしまいます。

次に春一番が吹く頃には、"みっつん"はどんな動きをしているのかな?どんなふうに世界を捉えるようになっているのかな?とわくわくしながら、しばらくは北風と戦おうと思います。

『葉っぱのフレディ』

『葉っぱのフレディ -いのちの旅-』
レオ・バスカーリア:作  みらい なな:訳
童話屋
1998年
¥1,500

春に生まれた葉っぱのフレディの目から見た四季の世界が語られていきます。
生まれて初めての1年間を過ごしている"みっつん"にとっても、今年の四季はこんなふうに新鮮に感じているのかな?と思いながら、一緒に読んでいます。

とても言葉の多い絵本なので、0歳の"みっつん"が最初から最後まで集中して聞くのは難しいです。
でも、それぞれのページに描かれた葉っぱのフレディの絵や、四季折々の写真を一緒に眺めたり、「レオさん、ごめんなさい」と言いながら、"母による超ダイジェスト版"をお届けしてみたりしています。
そして、外へ出て散歩をしながら、紅葉を見つけると「葉っぱのフレディみたいだね」などと話しかけています。

この絵本の最初のページには、作者からのメッセ―ジとして
「 この絵本を
  死別の悲しみに直面した子どもたちと 死について的確な説明ができない大人たち
 死と無縁のように青春を謳歌している若者たち そして編集者バーバラ・スラックへ 贈ります。」
という言葉が添えられています。

いつか"みっつん"がもう少し大きくなったら、この絵本が本当に伝えたいメッセージも一緒に味わっていきたいです。

『なにの あしあとかな』

『なにの あしあとかな』
やぶうち まさゆき
福音館書店
1987年
¥900+税

『どうやって ねるのかな』、『なにの こどもかな』と同じシリーズの絵本です。

爪が引っ込んでいるか出っぱなしかという、猫と犬の微妙な違いには大人でも、あぁなるほど!と思わず唸ってしまいます。
小さな動物から大きな動物までバラエティーに富んでいて、この本を楽しんだ後には、実物の大きさや歩幅を確かめたくなります。
でも、動物園に行ってもなかなか足の裏をじっくり見たり、歩幅を測ったりすることは難しいですね。

多摩動物公園にはいろいろな動物の足跡が実物大で描かれているところがあるのですが、歩幅が再現されていないのがなんとも残念でたまりません。
リアリティーと言うことについて考えていたら、昔、実家のご近所の駐車場に、コンクリートが固まる前に歩いてしまった猫の足跡が残っていたのを思い出しました。
あれは正にリアルな足跡でした。

ディズニーランドのクリッターカントリー(スプラッシュマウンテンがあるエリア)にも、いろいろな小動物の足跡があります。あの足跡は、ワクワク感が増すステキな演出です。

"みっつん"には、足跡のページは模様にしか見えていないようで、もっぱら動物のページにだけ反応しています。
そのうち、足跡に興味を持ち始めたら、またじっくり読んでみたいです。
なかなか実物の足跡を見る機会はありませんが、砂場などに残っている足跡に出会えたら、じっくり観察してみるのも楽しそうです。

『サンタのおまじない』

『サンタのおまじない』
菊池清
冨山房
1991年
¥1,200+税


クリスマスの絵本をもう一冊。

クリスマスイブに"けんちゃん"のもとにサンタさんから届いたのは、ピーマン、にんじん、しいたけ、レモン、ナス、そしてトマト。

でもこれがただの野菜じゃなかったんです。

「いち にい サンタ」とおまじないを言うと、「ちょき ちょき ぱちん」とピーマンが切れて、そのパーツを組み合わせたらクリスマスツリーに大変身!
にんじんもしいたけも・・・みーんな、すてきに変身しちゃいます。

『1まいの かみの どうぶつえん』に通じる感動があります。

言葉の響きが楽しいようで、"みっつん"は「いち にい サンタ」と「ちょき ちょき ぱちん」と言うたびにケタケタ笑って楽しそうにしています。

絶望的に絵心のない私ですが、絵本を写してちょき ちょき ぱちんしてみたいです。

『クリスマスの足音』

『クリスマスの足音』
もうひとつの研究所
青幻舎
2011年
¥1,200

オレンジと黒で彩られていた街も、ハロウィーンが終わり、一気に赤と緑のクリスマスムードへと変わりました。
そんな街の雰囲気につられて、まだアドベント(待降節)に入ってはいませんが、クリスマスの本を読んでしまいました。

『ストロボフライ』と同じシリーズのパラパラアニメです。
この本には鈴が仕掛けられていて、ページをめくっていくと「リンリンリンリン♪」とサンタさんが近づいてくる「クリスマスの足音」が本当に聞こえてきます。

パラパラするのがすっかりお手のものになった"みっつん"、楽しそうに一人もくもくとページをめくって楽しんでおります。

ヒマラヤスギのタネ

『たねのずかん ●とぶ・はじける・くっつく●』にも載っているヒマラヤスギのタネを拾いました。

 

以前紹介したニワウルシラワンと同じ、「くるくる回って落ちるタネ」の仲間です。

もし公園などで、バラの花のような形の松ぼっくりのようなもの(写真右下)がゴロッと落ちていたり、その松ぼっくりっぽいものが剥がれ落ちた三角っぽいもの(写真左下)が落ちていたら、その周りにタネ(写真上)が落ちている可能性大です。

マツやカエデなどのタネもよいのですが、小さいのが難点です。
そうしたタネと比べると、ヒマラヤスギは何といってもその大きさが魅力です。
三角形のタネは1辺が3cm以上あるものが、ざらです。
大きいので、くるくる回って落ちる様子も観察しやすいです。

難点は、翼部分が薄いこと。
近頃めっきり指先が器用になってきたとはいえ、まだまだ力加減は思い通りにいかない"みっつん"に持たせてあげるには、もろいです。
当面は、くるくる回って落ちる様子を見て楽しんでもらうことになりそうです。

実りの秋は、魅力的なタネに出会える絶好のチャンス!
くっつくタネ シリーズも集めたいところです。
私がこどものころと比べると、オナモミを見なくなりました。そんなオナモミの素敵な絵本もあるので、いずれご紹介できればと思っています。

『ぼく あひる』

『ぼく あひる』
ミーシャ・リヒター
冨山房
1994年
\1,200+税

「だれか いっしょに あそんでくれないかな…
     ひとりぼっちの あひるは
   ともだちを さがしに でかけます」

というイントロの後は、動物の鳴き声しか文字がありません。
「があがあ」と鳴きながら友達をさがすアヒルに、いろいろな動物がそれぞれの鳴き方で応えます。

いろいろな鳴きまねをすると、"みっつん"も楽しそうに聞いてくれます。
母からいろいろな音が出るのがおもしろいようです。

そんな"みっつん"の成長記録を見返してみると、彼から出る声(音)も日に日に変化してきたのを実感しました。

新生児のときには「おんぎゃ~」と泣いていたのが、「んぎゃ~」になり、「ぎゃ~」になり・・・。
2ヶ月のときには「あい!」「う~」「ハァ~」といった発声練習をしていました。
3ヶ月のときには、"親バカフィルター"を3重くらいにかけると「おはよー」と聞こえるような「おあよー」というような声を出していました。(うちの猫が「ウミャイウミャイ」と言いながらエサを食べている・・・くらいの精度でした)
4ヶ月では、ご機嫌なときに「キャハー♪」と甲高い声を出すようになり、6ヶ月で「キィーーーー♪」とさらに高い声に。
さらに「んで~」から「ばっばっばー」に進み、指を口につっこんで「あわわ~」という音を出せるようになり、9ヶ月を過ぎると、ダースベーダーのような「コォォォォ~」という音を喉の奥から出すようになりました。
その少し後には美味しいものを食べたり、嬉しいときに「ムフフフ」と笑うようになりました。
2週間ほど前には"R"っぽい音を喉の奥の方で出していましたが、今は目下「まんま」ブームに突入しました。

姪っ子や甥っ子など身近な子供はいますが、毎日じっくり観察したことはなかったので、赤ちゃんがこんなにも毎日めきめきと成長・変化していくなんて知りませんでした。

この絵本に登場するさまざまな動物たちの鳴き声も、少しずつ一緒に聞けたらいいなぁと思います。

 

『なにの こどもかな』

『なにの こどもかな』
やぶうち まさゆき
福音館書店
1987年
¥900+税

『どうやって ねるのかな』と同じシリーズの絵本です。
薮内さんの描く動物たちはリアルで、でも表情が穏やかで、本当に魅力的です。
"みっつん"も食い入るようにみています。

いろいろな動物のこどもが登場して、ページをめくるとその動物の親子が現れます。
親子のページをよく見ると、こどもの数が違っているのは、それぞれの動物の平均的なこどもの数を反映しているのかしら?と思いながら楽しんでいます。

いないいないばあの絵本などの反応を見ていても、"みっつん"は「目」に注目しているように感じます。
この絵本でも、たくさんの動物たちの瞳が気になるようです。

それにしても、どの動物もこどもは丸っこくて黒目がちで愛らしい姿だな、と改めて思います。
このようなこどものかわいらしい姿の特徴は、baby schema(ベビースキームという表記が発音には近いと思いますが、よくベビーシェマと表記されていたりします)呼ばれるものです。

"みっつん"は、baby schemaに加えて、いろいろな声を出すようになり、パチパチができるようになり・・・と日に日に「愛嬌」レベルを上げて、あっぱれな世渡りをしています。

 

階段で読み聞かせ

目下ハイハイを極めている"みっつん"は、階段も登れるようになりました。
上手に両手両足を使ってよじ登っていく姿を後ろから見守りつつ、大人だったらけっこう急な崖を全身でよじ登っている感じだろうか?などと思っています。

 

だいぶスムーズに登れるようになってきたのですが、まだ下りることはできないので、登っている途中で階段の下に気がそがれるのが怖いのです。
そこで、数段先の段に集中してもらうあの手この手を考えているうちに、オモチャや絵本を置くようになりました。

最近は、『まみむめもにょにょ』などの絵本のページを開いて"みっつん"より数段上に置いて、"みっつん"が1段登るごとにページをめくりながら絵本も1段ずつ上へ上へと進めていっています。
おかげで、階段を登るたびに1冊絵本が読めるという素敵な状況になりました。

絵本の読み聞かせというと、「落ち着いて赤ちゃんをお膝に抱っこしなくては・・・でも、そんなにゆっくりできる時間はなかなかとれないし・・・」と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、我が家ではこんな具合に「階段登りのついでに読み聞かせ」しちゃっています。

これからも気軽に、そして隙あらば、絵本と触れ合いたいです。

『ふしぎなにじ』

『ふしぎなにじ』
わたなべちなつ
福音館書店
2014年
¥1,500+税


相変わらず鏡が大好きな"みっつん"と一緒に、『きょうのおやつは』と同じ「かがみのえほん」シリーズの1冊を読みました。
鏡状になっているページを90度に開くと、そこに描かれた虹が鏡に映ってそれはそれは楽しい世界が広がります。

『きょうのおやつは』のような物語ではないので、ページをパラパラとめくりながら"みっつん"の反応をじっくり観察してみました。
じぃ~~~っと食い入るようにみていました。
最後のページでは「ホホ~ゥ!」と声が上がっておりました。
0歳の赤ちゃんには、こちらの方がシンプルで分かりやすいのかもしれません。

このシリーズは、もう1冊あるので、そのうち一緒に読んでみようと思っています。

『あしのうらのはなし』

『あしのうらのはなし』
やぎゅう げんいちろう
福音館書店
かがくのとも 1982年10月号 / かがくのとも傑作集 1982年
¥900+税

本日、"みっつん"の手形を取る機会がありました。
大型のスタンプ台(学研の「ぺったん」という商品)を使って、とても手軽に手形を取ることができました。

生後1カ月の時に、通常サイズのスタンプ台で手形・足形を取ったのですが、その時は、放っておくとグーになってしまう"みっつん"の手をこじ開け、インクを塗り、再びグーになる前に急いで画用紙を押しつけて・・・と夫婦で大騒ぎでした。

あれから9か月。
生後10か月になった"みっつん"は「パーにしててね」とお願いしたら、パーのままでいてくれました。
おまけに、このスタンプ台が大きくて作業も楽ちん☆
インクも落としやすい、といいことづくめでした。
¥3,300+税か・・・買おうかどうしようか悩むところです。
でも、手形や足形を取る実験教室には使えそうだし・・・とけっこう揺らいでいます。

取った手形を9カ月前の手形と比べてみたら、あぁこんなにキミは成長してくれていたんだね、と感無量です。
体重が3倍近くになり、日々大きくなっているとは思っていましたが、こうして形に残すと、より実感がわいてきました。


そんなこともあって、『てとゆび』に続いて、『あしのうらのはなし』を読みました。

最近、つかまり立ちをするようになった"みっつん"の足の裏につちふまず的なくぼみがうっすらと登場したように思います。
これから歩き出したら、もっと変化していくのでしょう。
ぷっくりむちむち足の裏とお別れなのは、ちょっぴりさみしいですが、成長は嬉しい限りです。

『どうやってねるのかな』

『どうやって ねるのかな』
やぶうち まさゆき
福音館書店
1987年
¥857+税

いろいろな動物が登場します。
「〇〇は どうやって ねるのかな」という問いかけがあり、ページをめくると、こんなふうに寝ますという流れをくり返していきます。
写実的で魅力的な動物たちの絵は、見ているだけで幸せな気持ちになります。

登場するのは、次の動物たちです。

リス←井の頭動物園で会いました
コウモリ←井の頭動物園で会いました
フラミンゴ←多摩動物公園で会いました
ラッコ←"Otter on His Own"という絵本にも出てきましたが、実物は"みっつん"未経験です
オオカミ←多摩動物公園で会いました
ヒョウ←多摩動物公園で会いました
ラクダ←"みっつん"未経験です
キリン←多摩動物公園で会いました

こうやって考えてみると、0歳にして結構な動物たちに出会えています。
動物園に感謝です。
動物園⇒絵本⇒動物園⇒絵本⇒・・・と経験を重ねていくことで、少しずつ動物の認識が進んでいるように感じます。
この絵本も、読み聞かせをしている間、動物の絵の部分を手でなぞったり叩いたりしながら、楽し気に声を上げて見ていました。
特にフラミンゴとキリンがお気に召したようです。

別の絵本でもフラミンゴは大好きな様子。
茶色系の動物たちの中で唯一、くっきりしたピンク色だからでしょうか?

少しずつ少しずつ”みっつん”の世界が広がっていくといいな、と思います。

『ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき』

『ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき』
さとうわきこ:作  佐々木志乃:協力
福音館書店
2004年
¥900+税

ばばばあちゃんシリーズのむしぱん編です。
離乳食もだいぶ進んだので、蒸しパンを作ってみたいなと思い、せっかくなのでばばばあちゃんのレシピで作ってみることにしました。

 

レーズン入りとリンゴ入りを作りました。
目下、手づかみ食べがブームな"みっつん"がぱくぱく食べてくれました。
ばばばあちゃんに感謝です。

子どものころ、『こまったさん』・『わかったさん』シリーズが好きでした。
お菓子を作りたいので『わかったさん』のレシピが欲しいけれど、お話自体は『こまったさん』の方が面白い気がして、お小遣いでどちらを買おうかとっても迷ったのを覚えています。
悩んだ末に、利害が一致した姉が『こまったさん』を、私が『わかったさん』を買うことで手打ちにしたように思います。

食いしん坊は、本の中に登場する美味しいものを作って食べたくて仕方がなかったのです。
『ブンのはなしっぽ』を読んだらドーナッツを作って食べたくなったし、『おちゃめなふたご』を読んだらオイルサーディンのサンドイッチなるものを食べたい!と思ったものでした。
でも、当時はインターネットでレシピが検索できる時代でもなく、お手上げでした・・・。

だから、本そのものにレシピが載っているなんて、本当に素敵だと思います。
読んで楽しくて、作って食べて、さらに楽しめて、お得です。